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BL思考の種

BLlogiaの管理人がだらだら書くBL小説やBL漫画のレビュー

何度でも繰り返される問い

BL好きの人々

「進化するBL文化 腐女子のモヤモヤが、「偏見」取り去るヒントに」

http://withnews.jp/article/f0160504001qq000000000000000G00110101qq000013368A
読んでみて、女のBL好きがゲイとBLを消費する行為に対する問いかけは、BLが存在する限り、何度でも繰り返されるんだろうなと思った。ただ、原罪とかではなく、女が主体になってポルノや恋愛小説や漫画を生産したり消費したりする行為につきまとう罪悪感なのか、女として逸脱してしまったとか、ゲイを差別してないか、BL好きの女は何を見ているのか、そんな問いかけは、個々人によって自分なりに答えを出していくしかない。

百人百萌えのように、BL好きとしてどんな世界が見えているのか、自分にしかわからないからだ。

現代思想 2015年10月号 特集=LGBT 日本と世界のリアル

現代思想 2015年10月号 特集=LGBT 日本と世界のリアル


LGBTに関する本を読んでみるのも、いい刺激になります。どんな問題を抱えているのか、BL好きの女として自分が見ている世界との齟齬や、用事用語を知るだけでもかなり違ってくるはず。
すでに自分なりに答えを出している人には、最新の情報として、まだ迷っている人にはヒントとして、いろいろな役割を果たしてくれるはずだ。
LGBTに関しては、同じ職場になったり、大学で知り合ったり、同じ世界で暮らす隣人なのだ。
だからこそ、後ろめたさでBLを消費するのを止めることはない。自分が誠実に問題と向かいあって答えを出す方が、重要だからだ。

男同士の絆―イギリス文学とホモソーシャルな欲望

男同士の絆―イギリス文学とホモソーシャルな欲望

クローゼットの認識論―セクシュアリティの20世紀

クローゼットの認識論―セクシュアリティの20世紀

この辺りも読んでおきたい。
お仕事BLなら、男だらけの職場で熱い絆で結ばれた男に排斥されながら、腹を立てたり悔しくなったり、もう男の輪から女の方を向くなという怒りと、恋愛も全て男同士で済ませてくれというストレスが、BLに向かわせるのだなとしみじみ実感している。ホモ・ソーシャルはホモ・セクシャルを排除することで成立するのだが、その輪に入れない私には、どうもホモ・ソーシャルがホモ・セクシャルに見えてしまう。BLで何度も世界を再構築しているのだと思う。