BL思考の種

BLlogiaの管理人がだらだら書くBL小説やBL漫画のレビュー

「腐女子」には3種類ある 乙女ゲーをプレイしていたらブチ切れて刀剣乱舞をはじめてしまった件

ここのところ、生活に大きな変化があり、精神的に疲れ果てていました。もう、心がバラバラっすよ、みたいな状態で、BLを求める感覚も動きませんでした。いろんな衝動でBLを求めるBL愛好家がいるでしょうが、私は自分の中に閉じ篭れる環境、静かな落ち着いた環境ではないと能動的に萌えを求められないようです。

そんなこんなでバタバタしていたら、熱中症で倒れました。意識をふっと失って倒れるという人生初の経験をしてしまいました。倒れてから1時間以上、水を与えられずに放置され、介護してくれてた人が近くでカップラーメンを食べ始め、そのにおいが臭くて吐き気を催しても口の中がカラカラでさらに意識が遠のいていったというなかなか貴重な体験しました。かかりつけの病院に行って、熱中症の診断結果が出てから、また2日ほど親がバタバタして、なぜか適切にスポーツ飲料などを補給させてもらえない状況になったり、なかなか恐怖に満ちた経験をしました。生まれて初めての熱中症、あんなに恐ろしいものだとは思わなかった。皆さんもお気をつけて。

倒れてからしばらく休もう、そう決めてから、何とか落ち着いてます。刀剣乱舞をプレイしすぎて適切な睡眠を取れず、スポーツ飲料が冷蔵庫にも無く、足首にこむら返りの恐怖を抱えていますが、落ち着いています。

腐女子」を名乗る人には3種類ある

乙女ゲーをプレイして10円ほど稼ぎました。ちょっとプレイして終わらせれば良かったのですが、ダラダラ引き伸ばしてしまったのが悪かった。乙女ゲーを茶化したような内容ではあったものの、「自分の心を削ってでも、攻略対象の機嫌を取らなければ、ゲームが進まない」という選択の数々で、もう何だかヘテロな世界に疲れ果て、衝動的に刀剣乱舞のアプリをダウンロードして男だらけの世界にほっとしてます。「ああ、私の居場所はここなんだ」的な安心感。「男のプライドを傷つけないように選択していく」という面倒くさいヘテロな世界から脱出することができました。

腐女子」という言葉は自虐的で好きではないのですが、それを使い続ける当事者とその周囲との関係性が何となくできてる状態なので、意に沿わないけど今回は使うしかあるまいという気分。女子っていうのが気に入らない。いつまで女子なんだ。幻想の大人の女がいるとしたら、女子であり続ける未成熟でいいもんな気分が多様な女のあり方を狭め続けます。

腐女子を名乗る人には3種類いるのだと思います。

  1. 男同士の恋愛を楽しむタイプ
  2. 男同士、女同士の恋愛を楽しむタイプ
  3. 男同士、女同士、ヘテロの恋愛を楽しむタイプ

女同士は読まないわ、という人もいるかな。あらま、4タイプだ。まあ、いいや。

私はガッツリ1です。男同士の恋愛であったり、作品に出てくる男の集団でその恋愛がどのように機能するのか眺めるのを好みます。

女同士は社会への問題提起とか入ってる作品が好み。女子高生で終わってしまう物語よりも、働いている女のイラつきとかを嗚咽しながら読みます。あんま見かけにけど。

ヘテロはそこらへんに転がっているので、避けることができずに、まあ仕方ないな、という状態。積極的に摂取したくはないが、余分な成分として避けることができないものなので、けっこう疲れる。

とりあえず、女が物語を求めるとき、男同士の恋愛が描かれているものを選択する場合、タイプを問わずに「腐女子」を名乗るという状態にあるのではないでしょうか?

腐女子」同士の定義もあったりで、なかなか面倒くさいのですが、考えてもらいたいところは、「男同士の恋愛を好む」と「腐女子」を名乗る傾向についてです。

BL好きに上下は無く、平等にいきましょう。

女が男同士の恋愛やエロスを求めることについて、自虐の先制パンチとして「腐女子です」と名乗る行為は、なぜ必要なのか。

女が好むエロス、恋愛の物語に男同士は含まれていないと当事者が内面化しているのでしょうか?

腐女子です。オススメの商業BLを教えてください」

この使い方は、BL好きとBLについて語り合うことができる、BL好きの私に安心感を与えてくれる、「腐女子」という言葉に少々の嫌悪感を抱かせつつ、BLを単なる興味や嘲笑を目的としてはいないという機能があります。他のBL好きは、どう感じるかわかりません。

同じ趣味嗜好を持つ同士の記号として「腐女子」は機能するということです。

では、BL好きではない人たちに向けて「腐女子」を名乗る/名乗らされる場面にどのような権力構造があるのでしょうか?

大学の卒論を書いてから何年も経ってから、「やおい少女」を名乗るのも自虐だと誰かが書いていたが、「腐女子」でも同じことを繰り返すのは、どんなスティグマなんだろうとぼんやり考えようかと思うのですが、これって無意味な「腐女子」論になるので、種をまくだけにしてしまおう。

女の欲望に自己投影をする同性が居ない物語、男同士の物語、男同士のエロスが含まれる物語が存在することがわかった現在、まあそんなこともあるんだなでは済まずに「腐女子」と名前を与えられる/受け入れる構図って何なんだろう?

女の百合好きは、どのように男の百合好きに受け入れられたり、交流したりしているのだろうという興味はあります。比較してみれば、何が見えてくるのだろう?

そんなわけで、刀剣乱舞のメンテナンスだから、久しぶりに何か書こうと思ったけれど、BLを読める状態ではなかったことと、とあるBL好きのシスヘテロが乙女ゲーをプレイしたら、刀剣乱舞に逃避したという経緯から考えついたことを長々と書きましたが、一番文字数を使ったのは初めての熱中症についてだったかもしれない。

刀剣乱舞Pocketです。メンテナンス前の戦歴。蛍丸さんが来ないで、打刀だけがフルコンプされました。フルコンプしたのは、ずいぶん前に感じる。 

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最近、Gガンダムのセリフをえんえんと叫びまくることがあったので、審神者名は兄貴です。兄貴と叫びたくなる暑苦しさなので。

審神者は男か女かの論争を、すごく前にTwitterで見かけたので、そんなに審神者が重要なら男にしなければ、と兄貴にしたのですが、10年以上前にネットゲームで「私、兄貴です。女ですよ」とチャットで何度も書いていたのを思い出しました。

思わぬところに萌えが落ちてるものの、二次創作に手を出す余裕もブログを書く余裕も、TwitterBrexit国民投票の行き先をチェックすることもなく、ひたすらゲームをいじり倒す時期です。

Brexit、3割がた予想通り。イギリスのEU離脱は当然なんだろうから、もっと離脱票が入るかと思ってました。EU議会やその他でむっちゃ暴れていたので、まあ、ナショナリズムとか関係なく、出て行くんだろうと思ったら、日本のテレビでは、残留だと思っていた専門家しか出ていなくて、あらまーとなりながら、ずっと刀剣乱舞を触ってました。どんな風にイギリスvsドイツ、フランスとのガチ対決していたのか、もう忘れてます。ふり返ろうにも、刀剣乱舞をいじりたい欲望に勝てない。

皆さんどうやってプレイと二次創作を両立させているの、と時間配分ができないだらしなさ全開です。

純粋に楽しいの、と今の状態を言うこともできるのですが、何も考えずにひたすらいじってる中毒者みたいな状況は、さすがに危険。熱中症を治すためのお昼寝もせずにひたすらいじり倒すのは、危険です。

目の手術をしてから、刺激の強いゲームはできないのですが、刀剣乱舞Pocketは目が痛くならないので、良かった。