BL思考の種

BLlogiaの管理人がだらだら書くBL小説やBL漫画のレビュー

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

BLだけど妻帯しています。『アラビアン・タブー (ジュネットコミックス ピアスシリーズ)』乙里玲太朗 『愛を棄てた金糸雀 (幻冬舎ルチル文庫)』犬飼のの 『ED王子、はじめての。 (G-Lish comics)』三雲譲 ネタバレレビュー

BLのアラブとか、財閥系とか、中世ファンタジー、中華風ファンタジーなどなど、要らぬものがある。それは受けでも攻めでも妻帯してるのが要らんのです。そして、子供も要らぬ。個人の萌えではなく、萎えポイントです。『アラビアン・タブー (ジュネットコミ…

オメガバースはSFかファンタジーか?1『つがいの掟 ~オメガバース~』佐倉井シオ『兎は月を望みて孕む』雛宮さゆらネタバレレビュー

「海外発のオメガバースが日本でも受け入れられると思ってますか?」という趣旨のリプをTwitterで受け取って、BL界隈も内向きなのかな、と感じている昨今です。海外=アメリカなどの英語圏なんだと思いますが。ギリシャが入ってない!世界は広いぞ。BL好きの…

『おこってないならこっちむいて』かさいちあき 感想(ネタバレあり)

戦う男たちの絆と恋人同士の男の絆って、区別がつかないというか、男同士が至上ならこっち見るな、という話で盛り上がって前回の記事を書いていたら、区別をつけて書いているBL漫画があったなということで、取り上げてみました。おこってないならこっちむい…

『宿敵ーライバルー』なぜ男同士に萌えるのか

作家論は勉強したことがなく、作品論しか手持ちのツールがありません。それはちょっと置いておいて、『宿敵ーライバルー』を読みながら、そうそう、こういう段階で萌えるんだよ、と膝を打って納得した作品。宿敵―ライバル― (ガッシュ文庫)作者: バーバラ片桐…

何度でも繰り返される問い

「進化するBL文化 腐女子のモヤモヤが、「偏見」取り去るヒントに」http://withnews.jp/article/f0160504001qq000000000000000G00110101qq000013368A読んでみて、女のBL好きがゲイとBLを消費する行為に対する問いかけは、BLが存在する限り、何度でも繰り返さ…

BL好きが居るということ

私はギリシャ音楽が好きだ。なので、日本で入手できないCDは、ギリシャのショップで通販するしかない。とても大変だ。では、海外のBL好きは、どうやってBLを楽しんでいるんだろう? どうやって、購入しているのだろう?有名どころのフランスやドイツ、アメリ…

人魚は愛を謳う ~ドラゴンギルド~ 感想(ネタバレ含む)

2013年デビューの鴇六連さん。骨太なファンタジーを書かれます。ザ・大人のための残酷童話。今作で3作目になりますが、この本からでも読めるそうです。人魚は愛を謳う ~ドラゴンギルド~ (角川ルビー文庫)作者: 鴇六連,沖麻実也出版社/メーカー: KADOKAWA/角…